◆ 鳩山政権と黒髪、金融業者Sと酒井法子さま、無期懲役囚の男のことなど・・・2009.9.19

鳩山民主党政権が誕生しました。

各位におかれましてはいかがな感想を持たれたでありましょうか。

鳩山総理、小沢幹事長以下大臣に選ばれた議員の皆さまの「頭髪」が

「黒く整えられている」ことに好印象を持っております。




古来より中国に「将は老いたりを見せず」とのコトワザがあります。

戦場で先陣を切って戦いの場にのぞむ立場の者は、決して老いて動きが

にぶくなったり、すぐ疲れるさまを見せてはならない、兵は戦いに

敗れることを悟って戦わずして逃げることになるから、と「将」たるものに

常に外見を「若々しく装う」ことを求めたのでございます。




胡さんや温さんといった現代中国の首脳部の頭髪を見ても、

誰れ一人として白髪を見せることなく「黒々と染め上げられている」のは

そうした「故事」から学んだ由、でございます。




お隣の韓国の政府首脳陣もまた年を感じさせない見事な「黒髪」揃い

でございます。




小泉さんのようなシルバーがステキだ、という声もございましょうが、

やはり精悍さを演出し、相手に心身の清潔さの好印象を与えるのには

「黒髪」が一番東洋人の目鼻立ちには似合って効果的に思われる

のでございます。




友人の会社経営者などと会っても、同年代であれば「黒くツヤツヤと

ツヤのある髪」の持主の方が「白髪」より、若々しく見えてまだまだ

大丈夫と頼もしく思え、仕事を手伝ったり少々のお金なら工面してきて

貸してやろうか、という気持ちになるものでございます。




夜のトバリがおりた時刻にネオンに照らされた同年代の白髪の友人

の横顔などを見ておりますと、太陽の下で見たときよりも一段と老け込んで見えて

もう「死期もそう遠くない」ように思われ慄然とすることがございます。




口をすすぎ顔を洗い髪を整えて人と会うのは礼儀でございますが、

白い髪を黒く整えることもその「作法」の中に含まれていた時代が

日本にも確実にあありました。




96歳で亡くなった母方の祖母がそうでした。

老衰で天寿をもっとうしたのでございますが、その死の床に就く

一ヶ月前までは週に一度自からの手で髪を黒く染めることを

「女のたしなみ」としておりました。




それは祖母だけではなく、祖母のお友達もキレイに整えた黒髪で

装っていました。唄や踊りの師匠や芸者衆にも年老いたといえ白髪の姿を

見ることはありませんでした。「黒髪」は古くからの日本の文化として

女性の身だしなみに根付いていたものでございます。

落合恵子さまや鳩山夫人の幸さんの「ヤマンバのようなゴマシオ髪」を

見るにつけ、日本女性の「美学の喪失」に胸が痛んでおります。




日本女性の美をきわだたせるには「黒髪」が最も効果的なのでございます。

よく街角で朝青龍や琴風、白鵬の顔とよく似た人相の男女が、

髪を金色や茶色に染め上げてオシャレをしている姿に出会うことがあります。




彼等は外国人観光客に写真などを撮られて得意気なのでございますが、

当方から見れば「パロディ」でございます。




若い青年たちにはヘアー・カラーメーカーの陰謀に毒されることなく

自分達東洋人の肌と目鼻立ちには「黒髪」が一番似合っているのだ、

という自信と誇りを持っていただきたいのでございます。




ヨーロッパ、特に北欧では「黒髪」は希少価値でございます。

北欧の男はバイキングの末裔で長身でマッチョの男が多く見うけられます。

鼻が高く彫りの深い顔を持った惚れぼれするような、悔しいくらいの

ハンサム揃いでございます。




若い女性は白蠟の輝く肌を持ち、ブルーやブラウンの瞳の「リカちゃん人形」

のように可憐さなのでございます。かのイングリッド・バーグマンが誕生した

世界的な美人の産地でございます。この世にこんな美しい女性がいるのか、

と「絶世の美女」にホテルのラウンジや公園で出会い、

何度も息を飲む思いをしたものでございます。




彼等の頭髪はシルバーかゴールド・ブラウンでございました。

「黒髪」はおりません。ですから逆に「異常」なほどに彼等は「黒髪」に

関心とアコガレを持っていました。




ホテルのバーやカフェテラスで「信じられないような美女」から

モーションをかけられ「夢のような時間」を過ごしたことが幾度となくありました。




イングリッド二世の美女が当方の下腹部の恥毛に頬を寄せてウットリしていた姿を

昨日のことのように想い出すのでございます。バーグマン二世が東洋の神秘として

愛でえたものは恥毛のみにあらずであったことは、言わずもがなことで

ございます。




関東でその世界で知らぬ者がいないと言われるSという金融業者が

おりました。この男の金貸しの極意は「高金利」ではございません。

人物を見る、のでございます。




人物本意で「ヨシ、気に入った」となったら担保の有無に関わらず、

二億でも三億でも即日金を貸すのでございます。人物本意で金を貸す、

は金貸しの「王道」であっても、常人ではなかなかできることでは

ございません。「真雁を見極める眼」が必要でございます。




がSは「その眼力」で一代で一千億円とも噂される巨富を築いた

のでございますから、大した眼力の持主なのでございます。




Sの事務所には著名な上場会社のオーナー社長などがヒンパンに

出入りしておりました。緊急に必要となった資金の調達先としては

人物主義で担保などウルサイことを云わぬSは重宝なのでございました。




先頃、残念なことに共にお亡くなりになってしまいましたが、

長銀等からの一兆円を超える巨額融資で名をはせたイー・アイ・イの高橋社長や

ヴァーナルの大田社長なども出入りする姿をお見かけしたことがあります。




逮捕されて倒産の浮き目にあった高橋社長が裁判で勝ってグアムのホテルを

取り戻し、300億円近い賠償金を元長銀から獲得することに成功したのは、

Sの陰ながらの物心両面における尽力によるものでございました。




ヴァーナルの大田社長が起業してまもなく予想以上の業績で自社の

コールセンタービルを建設する必要にせまられたとき、その資金を

出して応援したのはSでございます。




金貸しとしての「眼力」の秘訣とは何んでありましょう、

とSに尋ねたことがございます。

「人物本意ということですが、第一印象で金を貸りにきた相手の

どこを見るのですか。クツでしょうか。ワイシャツでしょうか、

爪先、それともズホンの折り目ですか?」

「頭だよ、頭の髪を見る。人間、生活に追われて気持ちの余裕が

なくなると髪の手入れをする暇がなくなるもんだ。クツやワイシャツ、

爪先やズホンの折り目の手入れなんか、ものの4、5分もあれば

キレイに済ますことができる。頭の髪はそうはいかない、床屋に行って

髪にハサミを入れシャンプーをして整髪して帰へってくるまで最低2時間

はかかる。金に忙しくなって火の車となると、その月のたった一度の2時間

の時間を作れなくなるんだ。そんな奴にいい仕事が出来るワケがないから、

髪の手入れに手を抜いているのが見えたら絶対に金は貸さない」とのこと

でございました。




ビジネスマンにとっては「髪」は「神」のごとしである、

と胆に銘じておきたいものでございます。




鳩山民主党政権に対してどんな期待をしますか、

とマスコミから取材を受けました。淋しいかな、

これまで官からは「邪魔」をされたことがあっても

「恩恵」を受けたことなどない人生を生きてまいって

おります。




援助金や交付金、補助金といった「お上」の「ほどこし」

に一度たりともありついたことがないのでございます。




あったことといえば「罰金」だけでございます。

そんな立場でございますので鳩山民主党政権に

「期待する」気のきいたセリフが言えずに困惑しております。




正直なところ「乞食じゃないので、何か欲しいということは

一切ありません。国民の大多数は物乞いではなく、健全な納税者であり

生活者であります。あなたたちの方こそ税金ドロボーに堕落することなく、

心して自からの使命に精進して下さい」としか申し上げようがない

のでございます。




夏目雅子さまは五社監督の耳元で「ナメたらイクぜよ」と囁きました。

鳩山総理へは「ナメたらイケナイよ」の目で注視している人間が

いるのだ、ということをご忠告したいと存じます。




酒井法子さまとシャブ亭主が釈放されて出てまいりました。

シャブ亭主の方は途中で車を乗り換え全力疾走で姿を消した

ようでございます。いま頃はまた懲りずに夢中になってシャブを

体に入れてる最中なのでございましょうか。




アノ亭主は生涯シャブと切れることがないのではないか

と危惧いたしております。シャブ中毒は癌より根治が困難なビョーキでございます。

憐れなことでございます。




酒井法子さまの方には10歳の息子がおります。一億二千万人の

日本人を向こうに廻すよりもこの愛息と向きあうことの方が

余程大変でございましょう。息子への愛に賭けて立ちはだかる壁を

是非「克服」していただきたいものでございます。




保釈後の記者会見で「子供さんにおっしゃりたいことはなんですか」

と梨元が大きな声を出しておりましたがバカか、でございます。

「砂糖は甘いですか」「塩はショッパイですか」と訊いてどうする、

でございます。




本当に皆んなが知りたがっていることを訊けないのなら、

口を閉ざして黙っているのが賢いことでございます。




「シャブを体に入れてオマ○コをすると、入れなかったとき

と比べて何倍、何十倍、何百倍気持ちいいんですか」

と視聴者は訊いて欲しかったのでございます。




「シャブを体に入れて一番長くオマ○コをしていたのは何時間でしょう、

何十時間ですか、そのとき最高にイッた回数は何回でしょう、

1日に何回オマ○コをやったことがありますか」

「クリトリスにシャブを塗ると凄く感じるといいます。

クリトリス、あるいは膣内のエクスタシーポイントのGスポットや

子宮口周辺にシャブを塗ってオマ○コをしたことがありますか」




「シャブ中の方は穴という穴が感じて、その穴に入れるのを好む

といいます。アヌスにペニスを入れていたとき、膣には一般的に

何を入れていたんでしょう、態ん子ですか、それともハウスナス、

あるいはアマゾンネットで手に入れたデンマーク製極太ペニスでしょうか」




「東スポで書かれている売人との3Pは本当ですか、それとも東スポの飛ばし

でしょうか」「会長といわれている人物とのハワイ旅行が目撃されています。

そのときも体にシャブを入れてましたか。何回オマ○コをしたのですか、

それともお口だけのご奉仕で終わりましたか」

「シャブを体に入れているときに好きな体位は何ですか」

「いままでの男性経験の数と、オマ○コを変わった場所でやったのは、

どんな場所でしたか」




なにやらAVのインタビューじみてきましたが、

視聴者の本当に知りたかったこととは、このようなこと

でございました。




他のサンミュージックやスポンサー、ファンへの言葉など

問わず語らずの以心伝心で、何も話すことがなくともおおよその

予想がついてございます。裁判が待っています。いまはただ黙って、

何も話さなくてもよろしいのでございます。




これから先の酒井法子さまはただひたすらもう一つの「伝説」の構築に、

無心に挑戦していただきたいのでございます。




幼少期に実の母親に寺に捨てられ、

心臓を患う大病にみまわれながら里子に出されて育った小学生時代、

ヤクザの父親の長き懲役の不在と気まぐれに奔弄されるなか、

アイドルをめざして単身上京した中学生時代、そして父親の交通事故死。

アイドルとして人気者になりアジアの恋人となる。

女タラシの脚本家との出会いと愛、別れ、

遊び人の阿呆との出来ちゃった結婚、出産、

信頼していたマネージャーの自殺、

暴力団組員となった弟の覚せい剤での逮捕、

シャブ中亭主の逮捕、と自からの逃走と自首、

所属するプロダクション、レコード会社からの解雇と、

スポンサーからの巨額な損害賠償、

ヘタなドラマや小説顔負けの絵に描いたような

「栄光と転落」の人生を生きてございます。




ここでくじけて「市井の人」を選択し「隠遁」してはなりません。

それはファンのみならず自からの「運命」に対する「裏切り」

でございます。




世に出て人気者、著名人となった人間の誰れもが負うている

義務があります。それは世間さまに「元気を発信すること」

でございます。




歌であれドラマであれ、映画であれ、芸能のあらゆるジャンルで

「元アイドル シャブ中 子連れの前科女」の再生と復活の物語を、

見せて戴きたいのでございます。




昨今のテレビ局は見えるはずのないものを見える、

と言って世をたばかる江原や美輪のごとき「スピリチュアルな人でなし」

の世渡りを許し、平気で詐話話しに加担して恥を知ることがありません。




原口新総務大臣にはかかるテレビ局の免許を召し上げる「英断」を

期待するものでございます。裁判員制度の普及ビデオウンヌンで

酒井法子さまに損害金を求めること以上に、官にはすべきことがございます。




見事酒井法子さまが「再起」をはかることに官民上げて力を貸し、

「伝説」を誕生せしめることでございます。失敗することは、

決して敗れることではないのだ、という「伝説」を、築くのでございます。

全国100万を超える「前科者」にエールを発信しましょう。




人生を一生懸命生きてあきらめない人間、

夢を追い続けて努力を止めない人間には「失敗」はあっても

「敗れる」ことがないのだ、という不屈の物語りを、国民に届ける

のでございます。




小室哲哉氏には「50曲同時発売」などとの寝言を言っておらずに、

パートナーをお顔「マイケル化」の著しい女房ドノでなく、

酒井法子さまを選ばれて栄光と挫折、愛と恩讐、ニッポンの元気、

をその楽曲によって創造していただくことを期待したいのでございます。




前科者コンビの活躍はファンのみならず世の前科者、負け犬たちに

どれほど勇気を与えることとなるでありましょうか。




余談でございますが、警察の留置場で一番デカイ顔をしている犯罪者は

酒井法子さまのような「クスリ」犯と、手前どものようなエロ事師、

でございます。




デカイ顔の理由はともに被害者がいない犯罪、で捕まっている立場

だからでございます。「クスリ」犯が、よくシャブ切れとなって

房内で大きな声でワメいたりすることがあります。




その時必ずといって言いほど彼等が口にするセリフがあります。

「俺は自分の体に自分で注射をしただけなんだぞ、ここに入っている

ドロボーや刺したり殺したりの悪党とはワケが違う、

人間のクズどもと一緒にするんじゃねえ」




ヤク切れの毒ずきと知っていても、こうあからさまにアテコスリを

云われると傷害犯や万引氏などは心中おだやかざる心持ちとなるので

ございますが、房内での喧嘩はご法度でございます。




しかしながら「クスリ」犯の言い分にも確にスジが通っているのも事実

でございまして、「クスリ」犯以外の犯罪者は房中で壁に体を寄せての

肩身の狭い思いを余儀なくされるのでございました。




手前どものような「エロ事師」はこの「クスリ」犯にも一目おかれる立場

でございます。「ポルノ屋もワリに合わないよな、世の為人の為に楽しんでもらう

ことをやって捕まったんじゃ反省しろ、なんていわれたって猿でもあるまいし

心にもないポーズなんてとれるかって云うんだよ」となかなかの了見を持っている

のでございます。




「クスリ」犯のクスリ使用目的はSEXの快楽のために使用しているので

ございますが、クスリをSEX目的に使用することから分かるように

「クスリ」犯諸君は一様にSEXコンプレックスの持主でございます。

SEXとはただ激しく長く強くすることだ、と思い込みを持っています。




彼等はSEXのやり方には興味を持っておりません、そんなもの

クスリさえあればどうにでもなると思っているからです。

彼等の関心はアコガレの女性と出会ったとき、どのようにして、

落とすかという「クドきのテクニック」にあります。

「クスリ」犯には人見しりの内気な人間が多いのが特徴でございます。




鉄格子の中で次に大きな顔をしているのは、意外と思われるかも

知れませんがスリとドロボーでございます。人殺し、では

と思われるかもしれませんが「人殺し」は別格でございます。

「お気の毒」あるいは「バカなことをした奴」との評価でございます。




「人を殺した人間」というものはまだ留置場の段階では

異常な心理状態にあり仲間扱いされることがないのでございます。

犯罪者の間では「粋なチャリンコ小粋なノビ、強盗強姦バカがする」

と云われております。




チャリンコとはスリとか置き引き、のことでございます。ノビとは

抜き足差し足忍び足、の姿からきている空き巣狙いのことでございます。




犯罪はシャバで楽しく暮らすためのお金を稼ぐための手段、であるという

のが犯罪を職業としているプロフェッショナルの彼等の認識でございます。




手段と目的をハキ違えて何十年もの刑務所暮しをしなければならなくなる、

ような重罪の強盗や強姦はバカのすることだ、と強盗犯や強姦魔を見下して

いるのでございます。




一般の人々から見れば犯罪者に上下があるものか、といぶかしがられる

のでございますが、厳然としてその序列が存在しているのでございます。




そうした序列からのことでしょうか、鉄格子の中に入って驚かされるのは

泥棒氏の多さ、でございます。世の中にこんなに泥棒がいるのか、と

愕然とする程の数の泥棒氏がお縄頂だいとなっているのでございます。



それもおしなべて泥棒氏は一件や二件ではなく、百件二百件の単位で

空き巣に入った実践を誇っておるのでございます。取り調べ担当の

刑事さんも馴れたものでございまして、アレコレ云わずに泥棒氏には

まず住んでいた場所を供述させます。





どこそこの場所に何年から何年まで住んでいた、と泥棒氏が供述

いたしますと、刑事さんはその管内周辺でのその期間の空き巣の

被害状況を調べるのです。そうしますとその間の空き巣被害が

その泥棒氏の手口と酷似しているものが判明するのでございます。




いつ、どこで、何件空き巣に入ったかの自白を強要することがなくとも、

住んでいた場所を供述させるだけでイモズル式に犯罪を立件できる、

実に効果的な立件方法をベテラン刑事たちは熟知している

のでございます。




いつ、どこに住んでいた、ことを供述することを拒むことは出来ませんので、

プロの泥棒氏たちの逮捕された後の往生際は実にアッサリと正直者に変身するので

ございます。




腕に覚えがあるばかりに、あやうく死刑になりかけた泥棒氏がおりました。

柔道には覚えがあって三段の腕前だ、と云っておりました。

身長が180cmを超える大男でございます。年は30チョット前の

若者でございます。前職がなんであったか聞きそびれましたが

いつか気がついたら本職が泥棒となっていた、とのことでございます。




この泥棒氏はじめの頃は人の居ない留守を狙って家に盗みに入っておりました。

がだんだん大胆になり、深夜家の人間が家にいて寝ているのを承知で

家に忍び込むようになっていました。




ある時、寝ていると思っていた家の人が泥棒氏の存在に気ずいて

大騒ぎをしたそうであります。柔道の覚えがある泥棒氏は家の人に

飛びかかって静かにしろ、と押え込んだのでありました。

が家の人はなおも抵抗を止めず暴れたそうであります。かくなる上は

と三段の柔道の腕前で家の人を「落とし」静かにさせたのであります。




そして室内の物色を終え、家の人にカツを入れて息を戻して退散したのであります。

この一件で泥棒氏はオリジナルの方法を考えついた

のでございます。泥棒に入った家に寝ている家の人がいれば、

ワザワザ起こして金のありかを聞き出し、聞き出した後は得意の

「落としワザ」で失神させる、という方法でございます。




こうなりますと泥棒というより立派な強盗でございますが、

泥棒氏はそこまでの深い罪の意識を持ってはいなかったのであります。

何十件かの「落とし強盗」を続けました。そして「事件」が起きました。




いつものように寝ている家の人間を「起きろ」と起こして金目のものが

ある場所をきき出し、いざしばしの眠りについてもらおうかと

首に腕をかけたときでございました。ガタッと音がして隣の室に

人の気配がしたのでございます。




「誰れかいる!!」と驚いた泥棒氏の腕にいつもと違った力が入りました。

ボキッ、といやな音がしました。見ると50歳位いの家の主人の首の骨が折れ

白目をムいている顔が腕の中にありました。「強盗殺人」の成立であります。

泥棒氏はその時観念して、隣の室にいた家の人に警察への連絡を頼み自首しました。




結果としてこのときの諦念が、泥棒氏の命を助けることとなったのであります。

のちに新聞で知るのですが泥棒氏は「死刑」を求刑されましたが、

「無期懲役」の判決をもらっい命拾いをしたのであります。




「魔がさすと、人間どうなるかわからない、生きているのがこわい」

同房で「強盗殺人氏」はこの言葉をうるさいくらいに何度も何度もつぶやいていました。

留置場での明けがた、ふと眠りから目を覚ますと、毛布から首を出してジッと

こちらを見ている「強盗殺人氏」のヤつれた顔がありました。




死の恐怖と罪の重さにおびえ、眠れない夜をすごしていたのであります。

「強盗殺人氏」はそう遠くない将来、確実に懐れてしまうような予感がしました。

人を殺す、という行為はとりもなおさず自分自身を殺すことになる、

ということをまざまざと知らされたのでございます。



Copyright's(c) 2008 muranishi-ch.com ProjectTeam's