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「タツオさん」は現在48歳、現役のAV男優でございます。現役といっても先頃デビューした新人でございます。
「タツオさん」の前歴は華麗でございます。五年前迄は某民間テレビ局で第一線の売れっ子ディレクターをしておりました。誰もが知っている数々のヒット番組を世に送り出した実績を持つ花形ディレクターだったのであります。
花形ディレクターからAV男優に転職したきっかけは(正確には拘置所経由)五年前のアノ事件でした。当時マスコミ週刊誌等を騒がした「花形テレビ局ディレクター援交ホテルにお持ち帰り事件」の主人公こそ「タツオさん」だったのであります。
芸能界によくある芸能事務所による所属タレントの肉弾接待、が何故事件となったのでありましょうか。運の悪いことに「タツオさん」がお持ち帰りしたタレントが16歳の未成年であったのでございます。
その時「タツオさん」達と一緒にホテルへお持ち帰りをした他の五人のプロデューサーやディレクターの「お相手」の女性タレントは皆18歳以上で無事でした。「タツオさん」だけが相手の云うままに「18歳」と信じてお持ち帰りをした結果、悲運にみまわれたのです。
事件の発覚は相手の未成年の娘が別の件で補導された6ヶ月後明らかになりました。「タツオさん」への逮捕は彼がディレクターを勤める花形ヒット番組の終了後、スタッフやタレントが注視するなか「執行」されました。
超一流大卒の花形ディレクターによる未成年淫行事件、連日のようにスポーツ新聞やテレビが報道しました。会社や親戚は勿論、彼の10歳年下の美しい妻と小学生の二人の男の子が居る家庭にまでその厳しい取材攻勢は続いたのです。
彼が起訴され拘置所に移ってしばらくして妻からの手紙が届きました。手紙には妻と二人の息子が写っている写真が一枚と離婚届が入っていました。裁判の結果は懲役2年執行猶予4年という厳しいものでした。
しかし判決より厳しい現実が彼の前に立ち塞がっていました。それまであった持ち家と貯金は全部別れた妻と息子に与えた彼には、棲む家がなかったのです。棲む家を確保すること、が急務でした。
スポーツ新聞の募集の日払いの高額さに惹かれて面接で飛び込んだのが、今彼が所属するAV制作会社です。彼の経歴を聞いた社長は「あなたこそAV男優のスターになれる」即採用を決めてくれました。
その素人バナれした見事な腰さばきで、AV業界での彼の評価はウナギ昇りとなっています。中田クンはどんな第二の人生を生きるのでしょうか。
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