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2008/03/13 女子アスリート

 マラソンの北京オリンピック代表に、野口みずき選手が選ばれました。連覇を、と偉業を期待する声に「血を吐いてでもやりきります」と決意を披瀝してくれた野口選手でありました。ともすれば代表に選ばれながらも「楽しんでやりたい」などとフ抜けたコトを宣う輩が少なくないなかで、よくぞ「命を賭ける」と律儀なことを仰って下さいました。アッパレ、でございます。


 敗れはしましたが最後まであきらめずに走り抜いた高橋選手は「敗者の美学」を見事にみせてくれました。「勝たなければ伝えられないことがある」と今後とも走ることを宣言した高橋選手であります。現在の心境を「なにも咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ。やがて大きな花が咲く」と語りました。肝に銘じておきたい「珠玉」の言葉でございます。


 敗れてもなお「敗者」とならず戦い続けようとする彼女の姿に、一人の伝説の「黒人女性アスリート」の姿が重なって見えました。アナ・キロットのことでございます。彼女は1987年から8年間、誰にも敗れなかった陸上800mの世界覇者でございます。どこまでその連戦連勝が続くだろうか、その圧倒的強さから彼女が引退するまでは、決して誰にも敗れることはないであろう、といわれていました。悲劇は突然やって来ました。自宅でくつろいでいるとき石油ストーブが爆発するという事故にあい、彼女は全身に大ヤケドを負ったのです。そして悲しいことに彼女は自分の幼い子供をその事故で失いました。もう誰もが二度と彼女の雄姿を見ることはないだろう、と確信しました。


 それから8ヶ月後、世界陸上選手権大会のフィールドに、なんと彼女の姿がありました。露出している1/3にあの事故で負ったヤケドの跡が、見えていました。直視するのがはばかれるほどの痛々しい傷跡でありました。彼女は「美人アスリート」としても多くのファンを獲得していましたが、その美しかった顔の右側からノド元周辺にかけても、大きく焼けただれた跡が見えました。


 スタートの合図とともにアナ・キロットは飛び出しました。そして往年の走りそのままに一着でゴールインしたのです。歓喜の声を上げる観客に囲まれながらインタビューに答えて、彼女は静かに語りました。


 「人生で何かを手に入れようとすれば戦うしかありません」優れた女子アスリートの言葉は、自墜落な人生の日々を送る倦んだ心に「きつい一発」となってとどくのでございます。

2008/03/06 白人の弁護士

 容疑者の白人の弁護士は面会の度に言うのでありました「ファイト、戦いましょう。アメリカ合衆国では闘わない者は負け犬同然となります。」勝利を信じて戦うのです。闘うことでしか、救われることはありません」ヘタをすれば終身刑、悪くすると死刑になりかねない身でございます。容疑者の立場で闘うことに異存があろう筈がありません。目の前で「ファイト」を連発するこの若い白人の弁護士が容疑者には神様に見えてきました「南洋の小島で、こんな情熱的な弁護士にめぐり会えるなんて」容疑者は自分の人生の運がまだ尽きてないことを確信しました。


 

 面談が終わりもう一人の連れの弁護士と通訳が立ち去ろうとしたその時でした。「神様」は一枚の紙を差し出しサインを求めてきました。紙にはアカウント・ペーパー(清算書)と書いてあります。本日の弁護士の面談料として同僚と一緒の二人分500$、通訳料200$、書類作成費200$との数字が読めました。この1時間足らずの面談に日本円で約10万円の費用がかかった計算です。が高い、安いを云っている状況ではありません。命、がかかっています。容疑者は迷わずサインをして弁護士に清算書を渡しました。


 弁護士は清算書を受け取ると突然申し訳なさそうな表情をして何か言いました。意味が分からず通訳の方を見ると、通訳氏は弁護士から清算書を受け取って容疑者にある部分を指で示しました。そこには「残金550$」の数字が記されてあります。通訳氏が言いました。「二週間前、あなたの奥様預かった弁護士費用2万$の残金があと550$となりました。これは一回の面談費用にも不足する金額です。したがって残念ですが本日で私達の弁護活動は終了することになりました」


 「馬鹿な!」容疑者は思わず叫んでいました。「いまさっき、ファイトだ、と言ったのは誰だ、自分のファイトマネーのことを云ったというのか。突然金が無くなったから今日で弁護を打ち切るなんて、アメリカの弁護士には弁護士として倫理は無いのか」弁護士達はただ押し黙っています。「あといくら必要なんだ」「○万$」通訳氏はあらかじめ想定していたかのように、弁護士を見ることもなくスラリと答えました。「!?」アヌスに打ち上げ花火を突然差しこまれたような気分となりました。


 「このサイパンでの闘いだけでそんなに必要なのか」が、この後容疑者は「前門の虎後門のオオカミ」との闘い、といわれる米国本土の裁判の闘いで「地獄の沙汰も金次第」の本当の意味を知ることになるのであります。合掌

2008/02/28 三浦容疑者

 三浦容疑者の一件を、ニッポンのお父さんはどう受け止めたのでありましょうか「人間正直に正しく生きるのが一番」との父母の教えが、今更ながらに骨身に染みることになったのございます。「復讐するのはあなたではない、復讐するのは我にあるのだ」のイエスの教えの一節が鮮やかに脳裏に蘇った、との感想がございます。


 アノ一件以来「寛容と忍耐」の心の持主となり、廻りのことを全部許せるようになった、との意見をお父さんは述べられておるのであります。五段腹の奥方様のいつものののしりや、暴力息子や援交娘の反抗も、笑って許せるようになった、と申されております。上司や女子社員、お得意様からのあからさまな侮辱発言や、町内会副会長の暴言も、軽く受け流すことが出来るようになってございます。神様は必ず自分にかわって「復讐して下さる」のだ、と信じる事が出来るようになったからでございます。「そのうち神様が必ず、俺に変わって吠えズラをかかせて下さる」ニッポンのお父さんは三浦容疑者のことがあって以来、何があってもエビス顔の、「不動心」を持つに居たってございます。


 三浦容疑者のこれからはどうなりましょうか。すべては「金」次第、となりましょう。OJシンプソンは無罪を勝ち取る為に莫大な弁護料を払い、その結果破産しました。私も20年前のハワイの裁判では、当時の金で5千万円の弁護士料を払っております。米国にあっては一流弁護士を雇う、は裁判で黒が白のマイケルジャクソンとなる為の絶対の条件であります、がこの一流の弁護士料というのがベラボーに高い、のでございます。三浦容疑者は最低一億円の弁護士料を用意する必要がありましょう。私の眼を見て下さい、は全く通用しない、金が無いのは顔の無いと同じ、それがアメリカの裁判なのであります。


 まず基本的に一流と云われる弁護士は「刑事事件」を扱いません。刑事事件を起こすのは「貧乏人」と相場が決まっているからでごさいます。独禁法や企業買収、物件売買の立ち合いといった民事の「金」になるビジネスで大忙しの一流弁護士のスケジュールは、二年先まで真っ黒でございます。その弁護士のスケジュールを空けさせ裁判を請け負ってもらう為には「一億円」の現ナマをドンとテーブルに積んでボンドする器量が問われるのでございます。


 ニッポンのお父さんに深い人格者のごとき「エビス顔」をもたらした三浦容疑者の明日は、風前の灯となってございます。

2008/02/27 オバマ

 ヒラリーやオバマの演説が凄いです。一方いくら演説や言葉が立派でも…との批判の声があります。それらに対してオバマはこう切り返しました。「言葉で語ることが、本当に無意味なことでしょうか。私には夢がある、と語ったあのキング牧師の言葉が。なにをして貰えるかを問うより、あなたがこの国にどう貢献できるかを考えよう、と説いたケネディの言葉が。独立宣言のリンカーンの言葉が果たして無意味なのでしょうか」実に巧みであります。アメリカ人は今、この言葉を魔法使いのように巧みに操る黒人の男の演説に酔い痴れております。


 「彼の演説を聞いていると自然と涙が出てくる」と云ったアメリカ人がおります。彼はインテリでジャーナリストであります。滅多なことで感情を露にすることのないよう訓練を積んでいる筈の男にさえ、オバマの演説は涙を流させしめて止まないのであります。逆境にあった人々に力を与えるのは「希望」であります。戦時下にあるアメリカで熱く「希望」を語り国民を鼓舞し導く姿は、理想のリーダーに求められるソレであります。


 すぐれた言葉の力、で国民を牽引する男、がロシアにもおります。プーチンは外見に似合わず情熱的な語り口でロシアの大衆を魅了する「演説の名手」であります。彼が熱く語る「偉大なるロシア」に国民は熱狂し90%の支持を与え、そして今日見事にロシアは再興しました。最後となった内外の記者千三百人を集めた大記者会見では、4時間に渡って百を超える記者の質問によどみなく答え、そのたぐいまれなき「言語力」で居並ぶ記者団を圧倒したのであります。


 オバマならぬババアのオリモノのような無意味な言葉を、依然としてタレ流し続ける我が国の総理の「言葉の力」の欠陥は、その出自によるものであります。二代目のトッチャン坊やのタナからボタ餅総理に「言葉の力」を期待するのは野暮というものであります。逆境に挑み、喪失を経験してもなお敗れることなく闘い続ける意志に「言葉の力」は涵養されるのです。


 また「言葉の力」はSEXにおいてこそ重要かつ不可欠な要素でございます。これまで私達は姫君の「凄い」「気持ちいい」「こんなのはじめて」「大きい」「太い」「またイッちゃう」の言葉力によって、どれほど大きなイきを達成してきたでありましょうか。男子たるものバイブやバイアグラに頼らず「言葉の力」によって姫君を昇天せしめる力を持たねばなりません。


 その言葉の基本は、行為の最初から最後までの間に「ありがとう」を最低、10回は言う、にございます。

2008/02/18 福田総理

福田総理を見て思うこと、それは「どんな人間でも誰かに愛される」ものなのだ、ということでございます。あの男に総理がつとまる位なら俺だって、の荒ぶりは無用でございます。福田総理の存在の意義を私たちは、もう一度正しく認識しなければなりません。おの男の「無偽無策」で、このままでは日本は沈没する、と酷評する向きがございますが、そんなの関係ねぇ!!でございます。事務長ズラが総理になったのは、日本をどうこうする、の目的でなったのではございません。これまで一度だって国政において成果を上げた政策を実行したことなどなかった男、に何ができましょうか。


 国民はムチャを言ってはいけません。あの、匂いはすれども姿は見えず、まるでアナタは屁のようだ、と云われた男が総理となった意義とは次のようなことにあります。「誰からも愛されない人間はこの世に存在しない」この神の摂理ともいうべき博愛の哲学を広くに知らしめる為に、彼は「立った」のであります。「誰かも愛されない人間はこの世に存在しない」を知らしめるのに適材は他におったでしょうか。


 神は実に味なことをするものでございます。どうです、神の配慮と知れば、これまでイラついて見ていたあのオトボケ顔も、妙に謎めいて見えてくるではありませんか。野党諸君も彼のハグらかしの答弁にあっても、それはクリンチでなく神によるハグなのだ、と理解すれば、寛容となれる筈でございます。「誰からも愛されない人間はこの世に存在しない」テレビに写る姿から放射される福田総理のメッセージは、ともすれば愛の不毛に傷つき自信を喪失して彷徨する現代の日本人に、大いなる勇気と自信を与えてくれているのです。


 一般的尺度から計れば「もってのほか」の外観であるであろうあなた様も私も、総理の発するメッセージを正しく受けとめれば、そう遠くない近い将来「SMAPの6番目」のように恋焦がれてくれる女性との出会いを確信できるのであります。


 新宿2丁目はゲイの聖地として知られる場所でありますが、その2丁目に「2丁目に捨てるゴミなし」という言葉があります。2丁目に来ればデブから老人まで誰でも愛するパートナーに出逢える、という意味でございます。偽政者の第一の本義は民草に元気を与える、ことにございます。自らの身をもって「国民にゴミなし」のメッセージを送り続ける福田総理に「総理に捨てるゴミなし」の言葉を贈りたいと思います。